「私の死産体験談〜あの時から5年」

10月30日(日)、大きなイベントが終了しました〜。

男女参画センターリーブラ入り口のポスターには満員御礼のおふだが!

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このイベントは港区の助成事業で不妊支援団体のMoliveさんが主催しています。港区が流産、死産をした方への支援に関心を高く持ってくださったということですね、これから各保健所でもそのような考え方が広がるといいなと思います。

そして、イベントは満席。流死産を話せる場所、その後のサポートが不足していることをスタッフ一同痛感しました。

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私からは、当事者として5年の過去を振り返り体験談をお話しました。

日常的にはとても楽しく元気に過ごしていますが、やっぱりあの時の話しをすると、悲しみを思い出して涙が出てしまいます。ただ、当時の悲しみ方とは全く違う涙です。あの子のことを思って流す涙です。

死産から1年くらいは、、時と場所を選ばずに悲しみが襲ってきました。外を歩いている時、スーパーでベビーカーを見かけた時、家族連れの姿。この世の中に赤ちゃんや家族がいない場所なんてありませんから、どんなところにもスイッチが落ちていて、いつそのスイッチが入るか、胸がざわざわしながら生きていました。

急に、「赤ちゃんが亡くなっています」と告げられた日にフラッシュバックすることを繰り返し・・・

 

参加者さんの感想の中に「5年経った池田さんが涙を流しているのを見て、まだ自分は悲しんで良いんだ・・・」というものがありました。もし、そう思ってくれる人がひとりでもいるなら、話しをした甲斐があったなぁと思います。悲しんで良いんです、ステップの一番最初ですね。

 

不妊カウンセラーや流死産ケアをしている私でも、辛いことを話すのは、辛いです。そのままですけれど・・・

でも、なぜお話をするか・・・それは自分のためではすでにありません。今、赤ちゃんを失い、何をどうしたら良いか彷徨っている方に何かの希望や救いになるなら、というのみです。講演した永森さん、石井先生も同じ思いです。

 

そして私の体験談の後は、主催者のMolive代表永森さんから流産の経験と夫婦2人の人生のこと「聞こえてきたメッセージ」、続いて、お空の天使パパ&ママの会代業の石井先生から悲しみのステップ「流産と死産の悲しみ、カップルの抱える困難」の講演がありました。

2部の当事者のお話会は早々に満席で、「初めてお話会に参加して死産のことを話します」という方ばかりでした。

出産の中で死産はレアケース。例え、知り合いが死産を経験していたとしても、その人に話しを聞けるかどうかはわかりません。守られた空間で経験を話すことは本当に必要なのです。

流産はもちろんのこと、死産でも病院との接点はすぐになくなります。生きている子がいないので母体の身体的異常がなければ、産後1回のみです。その後、どこでこの気持ちをどうするか、誰を頼っていけばいいか、全く何もありません。

私の相談室に来る方も、インターネットで調べて来てくれます。とても辛い状況の時に、うんと調べないとサポートに辿り着けない。きっと、多くの方がサポートに届かず、ひとり家から出れずに苦しんでいるのではないか、と思っています。

 

もしもこのブログを読んでいて今そのような状況にある人がいるなら、電話相談もメール相談もしています。外出しなくてもつながれる術はありますので、ひとりで抱えないでほしいと思います。

 

 

下記に1部の講演をした支援者のHPを記します。

池田 コウノトリこころの相談室

永森さん Molive

石井先生 お空の天使パパ&ママの会

 

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コウノトリこころの相談室

妊活をきっかけに幸せの価値感が180度変わり家族の意味を考え直す。血のつながり、赤ちゃん養子縁組、子どもの人権に関心をもつ。現在不妊に悩む当事者支援をすると同時に、大学で「命を考える」をテーマに講義を行い、次世代に妊娠の正しい知識を伝えている。2013年、妊活・流死産・養子縁組相談の「コウノトリこころの相談室」を開く。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー/日本家族カウンセリング協会認定家族相談士/Fine認定不妊ピア・カウンセラー/ジネコ協力アドバイザー