養子縁組、実母の心変わり


今日の朝日新聞の紙面【社会】。実母の心変わりのことが掲載されています。

養子7カ月後、実母が撤回… きっかけは成長のアルバム

養子縁組、同意した後に取り消し、振り回される子ども
特別養子縁組が決定(実の子として戸籍に入る)するまで子供を育ててから早くて半年はかかります。

裁判所の方が自宅に訪れ、ちゃんと育てているか簡単にいうと審査があります。子供にとって良い環境かどうか。同時に実母にもヒアリングがある。

この記事では、その審査中に実母に送った成長アルバムを祖父が見て「なぜこんな可愛い子をほっておくんだ」ということで、縁組解消。実母は連絡取れなかったりで不安定、今は無理だけどいつか引き取るから1年乳児院で預かってと。

記事にもある「養育できないものの縁組には同意しないという実父母もいる」は、もうどうにか改善してほしいですね。

いま、1年経過してるけどその子はどうなったかわからない。

人見知りも始まった生後7ヶ月、養育者と赤ちゃんは離れ離れに。家庭から施設へ。なんという大人の都合。環境がコロコロ変わるのは良くないです。

せっかく築いた愛着形成がゼロになってしまう。

喪失もあるでしょう。

赤ちゃんだから感じないって思ってるのかな。

愛着形成は0歳から2歳が1番敏感に発達してる時なのに。
以前、養子縁組が成立してから子供と実母が頻繁に手紙のやり取りをする斡旋業者がテレビのドキュメンタリーで取り上げられてました。

これはどうなんだろう。テレビを観て率直に疑問が残った。

子供は実母の存在(生きてて手紙をくれる)に会いたくてしょうがない様子。「どうして会えないの!」「どうして試合を観に来れないの!」と大きな声。養親に憤りをぶつけてました。そうなるよね。

子供には、「手紙をくれるのに会えない」は理解できない。子供の精神上これは良いのだろうか。もちろん出自を知る権利はあるけど、そこにいると思ったら会いたいと思うのが幼心。養子への真実告知と、実母との交流はイコールではない。

私はイギリスの制度が平等で良いと思う。18歳になったら誰でも出生証明書が取得できます。実母の名も住所も。そこから辿って会うも合わないも18歳の本人次第。ソーシャルワーカーが実母、養親、養子を支援します。

18歳だと、ある程度大人です。産んで育てられないというやむを得ない事情も想像できる年齢です。

いろいろ言いたいことがでてくる記事でした。これをきっかけに今まで議論すらしてこなかった赤ちゃんのことをみんなで考えてほしい。

妊活をきっかけに幸せの価値感が180度変わり家族の意味を考え直す。血のつながり、赤ちゃん養子縁組、子どもの人権に関心をもつ。現在不妊に悩む当事者支援をすると同時に、大学で「命を考える」をテーマに講義を行い、次世代に妊娠の正しい知識を伝えている。2013年、妊活・流死産・養子縁組相談の「コウノトリこころの相談室」を開く。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー/日本家族カウンセリング協会認定家族相談士/Fine認定不妊ピア・カウンセラー/ジネコ協力アドバイザー