コウノドリは私にはまだ早かった

コウノドリというドラマ、人気ですよね。

舞台は産科で、妊婦さんが担ぎ込まれたとか、赤ちゃんが助からないとか、見ていてとても辛くなること間違いなしと判断して、見ていません。

赤ちゃん助かった、めでたしめでたし…というのも辛いし、

赤ちゃんが助からなかった…というのもその後の子を失った夫婦のことを思うと辛い。

なんせ辛い。

風邪気味で内科に行ったら、さすが冬到来、混んでおりまして、コウノドリの漫画が一冊置いてありつい手にとって読み始めてしまったんです。やめればいいのに。

人気なだけあって原作も面白い。漫画というのはドラマよりも俳優陣のキャラクター抜きにストーリーがスッと入ってくる。

チラチラと感動するセリフが文字として脳に伝達されるからドラマより心に刺さるんだよね。

わかっているんですけど。

私が読んだのは四巻かな。

交通事故で妊婦さんが運ばれて来て植物状態。脳死一歩手前、臨月で赤ちゃんは元気です。

コウノドリ先生はご主人に、奥様か、赤ちゃんのどちらかを決めてくださいと言うわけで…

ご主人は悩み挙句、

奥様が元気な時の言葉を思い出す、

それが、お腹を触りながら「自分よりも大切なものってあるんだね」と満面の笑みで言うしあわせな姿で。

そう、みんな、しあわせに向かっている時なんだよね。誰もその後の不慮の出来事なんて予測して生きていない。

私はちょっと妊娠してた時のことを思い出して、内科待合室でウルウルしてしまいました。。

あれは、電車とか外で読んだらダメだね。

あの妊娠期の感覚、本当に一心同体で、どこに行っても何をしても寂しくなくて、2人でいるようで、「しあわせ」ってこのことだなって、政治家の汚職も今までの不妊治療の苦労も、なんでも許せる!って思った。

守るものがあるって人生が変わることだし、

「子供がいない人にはわからないわよ」

という子ナシへの寂しい言葉は、そんな貴重な体験をしたから発せられるのかな…とも思いました。間違ってるけどね。自分には守る存在があるー無い人とは違うんですーって思うのは自分を中心に考えすぎですけど。

自分より大切な存在。

今、あるかな。親って大切だけど違うよね。

甥や姪…守ってくれる彼らの親がいるから、私の出番ではない。

インコが2羽、もちろん全力で守ります。

イケダマリナ
心理カウンセラー/家族相談士。結婚して子供を産み育てることは望めば訪れるものと思っていた若かりし頃。妊活、流死産を経験。人生の価値観や夫婦のあり方を考え直しているところ。コウノトリこころの相談室で妊活支援しています。鎌倉移住組。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー/日本家族カウンセリング協会認定家族相談士/Fine認定不妊ピア・カウンセラー/ジネコ協力アドバイザー